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今週の一本勝負
2008年7月〜


転々
    
2008年7月22日 
監督:三木聡
主演:オダギリジョー
    三浦友和

        
        
84万円の借金を抱えた大学8年生の竹村文哉(オダギリジョー)は、借金の取り立てにやってきた福原愛一郎(三浦友和)から、自分の散歩に付き合ってくれたら100万円やろうと持ちかけられる。借金を返す当てがまったくない文哉は、福原と一緒に井の頭公園を出発し霞ヶ関へ向かって歩き始めるが……。
「亀は意外と速く泳ぐ」は半分ついていけなかったが、なんだか惹かれた。「イン・ザ・プール」は脚本が気に入らなかったが、後味は悪くなかった。「図鑑に載ってない虫」はゼリー藤尾にKOされた。小ネタとの相性はけっしてよいとは言えないが、なんだか見てしまう三木聡監督作品。この「転々」は岩松了とふせえりの場面をなくせばもっとカッコいい作品になるはずなのに、コメディへのこだわりを捨てずに自分の作りたいものを作っている。
意外だったのは、東京を面白く見せたところ。二人が歩く道はいわゆる名所とは少し違ったところで、その見せ方がよい。深大寺のような情緒のある場所や、町の時計屋、窓から手を伸ばせば届きそうなところに信号機がある安宿。ただ、カッコいい構図で撮っているのに深大寺ではファースト・キスの話でおちゃらけ、時計屋の親父はやたらと強い。そんな展開で進んでいくのが心地よい。
この散歩で文哉は経験したことのなかった“家族”を経験し、大きく人生観がかわったことだろう。しかし、福原はどうだったのだろうか? 麻紀子(小泉今日子)の家でガラス窓がうまく閉まらず、いくらがんばっても隙間ができてしまうシーンが頭から離れない。


映画への独り言